~前回までのあらすじ~
「チョリ~ス、神様で~すwwwwww
なんかさぁ~最近地球がピンチっちゃってんだけどさぁ~、Youに救っちゃって欲しい訳よ~。
え?違う違う、地球温暖化とか異常気象とかそんなシリアスってる話じゃないよ~。なにそれ超こええwwwwwそれは神様でもお手上げングwwwwwどんだけぇ~www
こうさぁ~宇宙の大魔王的な~?なんか悪の宇宙大統領みたいなやつが来るっぽいんだわぁ~。
はぁ!?嘘じゃねーし!テレビで言ってたから本当だし!全く・・・・・・俺が邪神だったらお前マジ殺してるからな?ざけんなよ!マジぶっころだかんな!
・・・・・・・まぁいいや。それでさぁ~youにちょっと山に登って神様にお願いしてきて欲しいのよ~。恐怖の大王を追い払ってプリーズ♪って。
えっ俺?神様だけど。・・・・・・はぁ!?なに、神様が神頼みしちゃいけないって法律でもあんの?マジうぜ~わ~、神様差別マジうぜ~わ~。
ど~せお前も神様はなんでも出来るとか思ってんでしょ?
違いますぅ~、みんなが思ってる程神様は万能じゃないんですぅ~。ちょっと勝手に幻想押しつけられても困るんですけどwwwww
なんでちょろっと山boyになってお願いしてきてよ、近所でいいからさ。
えっ、富士山登んの?ちょwwwwwwそんな気合いいれんでもいいのにwwwww
じゃ、シクヨロ~。」
こうして神の天啓を受けた勇者たけぞうは恐怖の大王を退けるべく、富士山へ祈願登山をすることにした。
富士山への道のりは長く険しく、到着する頃には体は既にボロボロだった。(主に場所を間違えて全力疾走したせいで)
満身創痍の体を旅の宿(神のお膝元だけあって値段が不条理)で癒やし、ひのきの棒(金剛杖)を購入し、装備を整えて富士山へ向かう。
最初は順調に進んでいたが、中腹に差し掛かった辺りで試練が訪れた。
勇者たけぞうの前に立ちはだかる、それはたけぞう達と同じように神託を託された勇者達(多分)の大群だった!

3割程度嘘です。
前回の富士山登山記
http://redblue.diarynote.jp/201108182322459112/

7合目~本7合目:
7合目から山小屋があり、通路が狭くなっているので登山客の渋滞が起こる。
おまけにここから急に斜面がきつくなるので思うように進めなくなる。
しかも山道は鎖がかかっているとはいえ、殆ど岩肌に近い状態でここで立ち止まるだけでも体力を消耗してしまう。
しかし山小屋前にはきちんと板がしかれており、おまけにベンチを置いているところもあった。
この時に初めて平面のありがたみを感じた。
貧乳最高。
そうして登ること数時間(体感時間)。
ようやく8合目まで着く・・・・・・はずだった。
しかし、そこに待ち受けていたのは非情な現実であった。
本7合目。
オカピーが私に「本7合目ってどういう事?」と聞いてきたが、私には「7合目の次は本7合目なんだよ。後は分かるな?」と返すのが精一杯だった。

本7合目~8合目:
7合目からの道と同じように岩場が続く。
渋滞はそこそこに緩和され、さらに道幅も心なしか広くなってきているので休憩を挟みながら登っていく。
途中で黒糖のし梅、梅タブレット、ブドウ糖、塩飴等で塩分、糖分、クエン酸を補給して疲れた体に活を入れる。
そうこうしている内に、道はなだらかな砂利道と言う名の急斜面に変わっていく。
日も暮れ始め、体も限界に近づいてきたそのとき!
ついに8合目にたどり着く。
地図を取り出し、自分たちが宿泊する山小屋を確認するとそこには
「富士山ホテル 本八合目」
と書かれていた。
折れそうになる膝を支えて更に上を目指す。

8合目~本8合目:
既に周りは暗くなっており、ヘッドライトでの登山を試みる。
8合目から気力は底をつき、体力も無くなりかけて
喉がからから限界ぎりぎり
発狂寸前、きゅんっ!な状態。
上からかすかに見える明かりを頼りにひたすら登る。
無心に登る。
休みつつ、梅や塩飴で体をごまかして登る。
さっさと休む為に登る。
そうして・・・・・・。
発見!
おいしそうな山小屋、じゅるるん。
体がゾンビからスケルトンになったように軽くなり、一気にそこまで登り積める!
そうして山小屋の店主から衝撃の真実を聞かされる。
「富士山ホテルはもうちょっと先だよ~」
心が折れました。
後は死んだように登り、登り、登り、ようやく着いたのが午後8時を過ぎたところでした。
山小屋の中に入れられて、出された食事はなんとハンバーグカレー!
しかもミニペットボトル1本分の水まで付いてきたではないか!
食らう。
無心で食らう。
くぅ~・・・今まで飴しか喰ってなかったからしみるしみる・・・・・・!
カレーの為なら犯しかねない・・・犯罪すらもッ・・・・・・!
食べ終わると寝場所に案内され、翌日分の朝食を渡される。
体は限界に近かったので、体の汚れも気にすることなくすぐに横になる。
今までで一番心が安まった瞬間だった。

次回「ついに・・・・・・ついに登り切る・・・!えっ・・・下山・・・・・・?」編に続く

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