文学のススメ!! ~江戸川乱歩著、黒蜥蜴と人間椅子の感想~
2011年5月28日 読書黒蜥蜴ちゃんマジ黒天使(ダークエンジェル)!! (挨拶)
※ここからは江戸川乱歩ベストセレクションの「黒蜥蜴」、「人間椅子」のネタバレがあります。
ネタバレされたくないという方はこちらで引き返してください。
最近、といっても少しばかり前の話ですが芥川龍之介著「羅生門」や森鴎外著「舞姫」等の古い文学作品が表紙を現代風にして再販されるということがありました。
私も今更ながらオカピー氏に進められて江戸川乱歩の「黒蜥蜴」と「人間椅子」を読んでみました。
江戸川乱歩と言えば「少年探偵団」シリーズで有名な作家で、日本においての推理小説家の中では「シャーロック・ホームズ」シリーズを書いているコナン・ドイルと同じくらいに有名ではないでしょうか。
こんなに有名な作家なのに「読んだことがある」という方は少ないのではないでしょうか。
確かに江戸川乱歩は近づきがたいイメージがありますし、「推理小説なんて難しいものは読みたくない!」なんていう気持ちも分かります。
実際に私もそうでした。
しかし今は今まで乱歩に触れてこなかったことを後悔すらしています。
堅苦しい作品なんてありません。
古めかしい言い回しをしているだけで、エンターテイメント性に溢れています。
まずは軽い気持ちで手にとって見てください。
ラノベを「黒猫は俺の嫁!!」という気持ちで読むのと全く同じ気持ちで読んでください。
読みたくないと?
じゃあ「黒蜥蜴」の冒頭部分を抜粋して少し読んでみましょう。
~
「やあ、ダークエンジェルだ。ダークエンジェルだ」
「黒天使のご入来だぞ」
「ブラボー、女王様ばんざい!」
「諸君、御機嫌よう。僕はもう酔っ払ってるんです。しかし、飲みましょう。そして、踊りましょう」
「黒天使、いつもの宝石踊りを所望します!」
「クライム?」
~
どや!!
どっからどうみてもギャグでしょうwww
ちゃんと原文どおりです。
一切改変していません。
初めて読んだ瞬間本気で笑いました。
そうです。
その通りです。
江戸川乱歩なんて所詮エログロ要素が強いだけのラノベです。
では今更ながら「黒蜥蜴」のあらすじを書いてみましょう。
~あらすじ~
左腕に黒蜥蜴の刺青をした美貌の黒衣婦人。社交界の花形にして暗黒街の女王は、大阪の富豪岩瀬家の秘宝「エジプトの星」とその愛娘を狙って、大胆にも明智小五郎に挑戦状を叩きつけてきた!
(amazon「黒蜥蜴」あらすじより)
「明智小五郎」シリーズの傑作です。
これだけじゃ極普通の推理サスペンスアクション小説です。
それではキャラ別に見て行きましょう。
・黒蜥蜴(緑川夫人)
今作のヒロイン。
美しいものの蒐集に命をかける女賊。
美しいものには宝石、美術品、時には生きた人間をも剥製にし殺人すらも厭わない。
変装の達人。
ボクっ娘。
露出狂。
三十路前後、でも10代に変身しちゃう妙齢さ。
マダム。
超絶美人。
ちょっとおっちょこちょい。
ライバルを椅子ごと海に突き落とすツンとその後ライバルを失った悲しみで泣いちゃうデレを持つ弱気系ツンデレ。
百合っ気あり。
ドS!!
・早苗さん
お嬢様で結婚を控えている。
宝石商の一人娘。
超絶美少女。
メガネっ娘。
10代後半。
不幸可愛い。
無邪気。
裸に剥かれて恥ずかしがる描写あり。
黒天使、早苗さんとの百合描写を所望します!
ピアノも上手いという常識に捕らわれないお嬢様っぷり。
・明智小五郎
主人公?
・潤ちゃん
クライムしちゃった。
信じられるか・・・・これ、75年くらい前に書かれたんだぜ?
因みに正常な目で見れば明智小五郎と黒蜥蜴の頭脳戦が見所ですけども、それの結果だけまとめてみましょう。
・1回目
黒蜥蜴サイド
黒蜥蜴が緑川夫人として宝石商に近づく。
そしてお得意様となり宝石商の娘の早苗さんと懇意となり部屋に招かれて誘拐。
その後トランクに詰めて部下に渡し、部屋から脱出するという前々からの入念な計画。
(大分省略)
明智小五郎サイド
部下を配置させました(キリッ)
結果:明智の勝ち
・2回戦目
黒蜥蜴サイド
早苗さんの家に家具を納入する際に、ソファーの中に部下を忍ばせる。
そしてその中に早苗さんを詰めて誘拐。
明智小五郎サイド
変装して部下に成りすましました(キリッ)
明智てめええええええええ!!
黒蜥蜴たんが一生懸命計画立てたのに全部力技で潰してんじゃねーか!!
死ね、このショタコンめ!!
とりあえず尋常じゃないくらいに長くなったので一回区切ります。
次回!!
「愛がある 哀しみもある・・・しかし 陵辱がないでしょッッッ!」
乱歩先生の次回作に乞うご期待!!
※ここからは江戸川乱歩ベストセレクションの「黒蜥蜴」、「人間椅子」のネタバレがあります。
ネタバレされたくないという方はこちらで引き返してください。
最近、といっても少しばかり前の話ですが芥川龍之介著「羅生門」や森鴎外著「舞姫」等の古い文学作品が表紙を現代風にして再販されるということがありました。
私も今更ながらオカピー氏に進められて江戸川乱歩の「黒蜥蜴」と「人間椅子」を読んでみました。
江戸川乱歩と言えば「少年探偵団」シリーズで有名な作家で、日本においての推理小説家の中では「シャーロック・ホームズ」シリーズを書いているコナン・ドイルと同じくらいに有名ではないでしょうか。
こんなに有名な作家なのに「読んだことがある」という方は少ないのではないでしょうか。
確かに江戸川乱歩は近づきがたいイメージがありますし、「推理小説なんて難しいものは読みたくない!」なんていう気持ちも分かります。
実際に私もそうでした。
しかし今は今まで乱歩に触れてこなかったことを後悔すらしています。
堅苦しい作品なんてありません。
古めかしい言い回しをしているだけで、エンターテイメント性に溢れています。
まずは軽い気持ちで手にとって見てください。
ラノベを「黒猫は俺の嫁!!」という気持ちで読むのと全く同じ気持ちで読んでください。
読みたくないと?
じゃあ「黒蜥蜴」の冒頭部分を抜粋して少し読んでみましょう。
~
「やあ、ダークエンジェルだ。ダークエンジェルだ」
「黒天使のご入来だぞ」
「ブラボー、女王様ばんざい!」
「諸君、御機嫌よう。僕はもう酔っ払ってるんです。しかし、飲みましょう。そして、踊りましょう」
「黒天使、いつもの宝石踊りを所望します!」
「クライム?」
~
どや!!
どっからどうみてもギャグでしょうwww
ちゃんと原文どおりです。
一切改変していません。
初めて読んだ瞬間本気で笑いました。
そうです。
その通りです。
江戸川乱歩なんて所詮エログロ要素が強いだけのラノベです。
では今更ながら「黒蜥蜴」のあらすじを書いてみましょう。
~あらすじ~
左腕に黒蜥蜴の刺青をした美貌の黒衣婦人。社交界の花形にして暗黒街の女王は、大阪の富豪岩瀬家の秘宝「エジプトの星」とその愛娘を狙って、大胆にも明智小五郎に挑戦状を叩きつけてきた!
(amazon「黒蜥蜴」あらすじより)
「明智小五郎」シリーズの傑作です。
これだけじゃ極普通の推理サスペンスアクション小説です。
それではキャラ別に見て行きましょう。
・黒蜥蜴(緑川夫人)
今作のヒロイン。
美しいものの蒐集に命をかける女賊。
美しいものには宝石、美術品、時には生きた人間をも剥製にし殺人すらも厭わない。
変装の達人。
ボクっ娘。
露出狂。
三十路前後、でも10代に変身しちゃう妙齢さ。
マダム。
超絶美人。
ちょっとおっちょこちょい。
ライバルを椅子ごと海に突き落とすツンとその後ライバルを失った悲しみで泣いちゃうデレを持つ弱気系ツンデレ。
百合っ気あり。
ドS!!
・早苗さん
お嬢様で結婚を控えている。
宝石商の一人娘。
超絶美少女。
メガネっ娘。
10代後半。
不幸可愛い。
無邪気。
裸に剥かれて恥ずかしがる描写あり。
黒天使、早苗さんとの百合描写を所望します!
ピアノも上手いという常識に捕らわれないお嬢様っぷり。
・明智小五郎
主人公?
・潤ちゃん
クライムしちゃった。
信じられるか・・・・これ、75年くらい前に書かれたんだぜ?
因みに正常な目で見れば明智小五郎と黒蜥蜴の頭脳戦が見所ですけども、それの結果だけまとめてみましょう。
・1回目
黒蜥蜴サイド
黒蜥蜴が緑川夫人として宝石商に近づく。
そしてお得意様となり宝石商の娘の早苗さんと懇意となり部屋に招かれて誘拐。
その後トランクに詰めて部下に渡し、部屋から脱出するという前々からの入念な計画。
(大分省略)
明智小五郎サイド
部下を配置させました(キリッ)
結果:明智の勝ち
・2回戦目
黒蜥蜴サイド
早苗さんの家に家具を納入する際に、ソファーの中に部下を忍ばせる。
そしてその中に早苗さんを詰めて誘拐。
明智小五郎サイド
変装して部下に成りすましました(キリッ)
明智てめええええええええ!!
黒蜥蜴たんが一生懸命計画立てたのに全部力技で潰してんじゃねーか!!
死ね、このショタコンめ!!
とりあえず尋常じゃないくらいに長くなったので一回区切ります。
次回!!
「愛がある 哀しみもある・・・しかし 陵辱がないでしょッッッ!」
乱歩先生の次回作に乞うご期待!!