文学のススメ!! ~江戸川乱歩著、黒蜥蜴と人間椅子の感想~ その2
2011年5月30日 読書今日風呂上りに喉が渇いたので冷蔵庫を漁っていたら、丁度よくおいしそうな緑色のゼリーがあった。
これは僥倖、とさっそくそのゼリーの蓋を開けて一気に食べた。
豆腐だった。
白緑色でメロンゼリーに見えたそれは枝豆豆腐だった。
でもなんだかんだよく冷えていたので風呂上りの冷奴は中々に旨かった。
(挨拶)
たまにはこんな始まり方もいいと思うんだ・・・・。
え~と、なんだっけ?
前回のはこれです。
http://redblue.diarynote.jp/201105280330206701/
簡単に言うと、「黒蜥蜴」はベルセルクを楽しめるグロ耐性とハンターハンターのゴンさんで爆笑出来るギャグセンスがあれば面白いと思うよ。
とりあえず読んでみることをお勧めします。
短いし。
萌えもあるし、頭脳バトルもあるし、エロもグロもギャグもあるよ。
まぁ・・・一つだけ気に食わない点があります。
それは本文116頁からの「恐怖美術館」からクライマックスまでのシーンです。
ここは乱歩の持ち味である猟奇的恐怖描写がたっぷりと書かれた、本作でも有数のホラーシーンです。
そんな描写でも乱歩先生はギャグを忘れていません。
素っ裸で檻の中に閉じ込められている青年がやたら紳士的で落ち着き払っていたり、青年が文章でも「潤ちゃん」と呼ばれていたり、黒蜥蜴の裸体を見て部下がもじもじするとことか。
お前ら人間の剥製が飾ってあるところで今更純情ぶってんなや。
結構シュールです。
まぁそこはいい。
明智探偵がヒーローのようにお嬢さんを救いに来たり、最期に黒蜥蜴と明智探偵のライバル関係を超えた愛情が生まれたりと見せ場が有ります。
愛がある 哀しみもある・・・しかし 陵辱がないでしょッッッ!
読者諸君は「作者はとんでもない間違いを書いている。緑川夫人は早苗を攫って、檻の中に裸で入れたではないか、それをした緑川夫人が陵辱をしていないだなんて、まったくつじつまの合わぬ話だ」と講義を持ち出されるかも知れぬ。
だが作者は決して間違ってはいない。それがどういう意味であるかは、物語が進むにしたがって明らかになって行くであろう。
まず黒蜥蜴の性格から考えよう。
もう彼女は根っからのドSである。
そして、ホテル編からも分かるとおり、彼女は早苗さんのことを大事にしている。
おまけに明智小五郎を海に放り投げたときも彼女と抱き合って泣き喚いた。
そんな彼女が2~3日で「お嬢さんを裸に剥いて、真っ裸の青年と一緒の檻で過ごさせる」だけで済ます訳が無いだろう!!
まず一緒の檻に閉じ込めたのは分かる。
普段紳士ぶっているイケメンが「ブヒヒwwwwもうたまらんブヒwww」と精神も肉体も限界に追い込まれてお嬢さんに襲い掛かる姿が見たかったのであろう。
そんで恐怖におののくお嬢さんを見たかったのだろう。
俺だって見たい。
つーかイケメン代われ。
そうじゃないだろう・・・・。
それだけじゃないだろう・・・・・・・。
もっとお嬢さんを国宝級の宝石と同じくらい大事にしていた黒蜥蜴さんはそれだけじゃ済まさないはずだろう!!
もっとお嬢さんを大事にしつつ陵辱する方法とかいくらでも思いつくはずだ!!
例えば自分のパトロン(本編では書かれていないけども、地下美術館の管理とか医大のコネとかは個人では難しいと思われる)がいるとして、その方たちに自分のコレクション発表会をすると仮定しよう。
そこでお嬢さんを出品するわけだ、もちろん全裸で。
エロ下着を着せてもいいかもしれないけど、ここは全裸の方が物品要素が上がって興奮する。首輪とかもつけないほうがいいな。
「この方はかの宝石商の一人娘、早苗嬢でございます。高貴な家柄に加えてこの美貌!どうです?素晴らしいでしょう」みたいに紹介されて金を持て余したような老人達に視姦されるお嬢さん、そして恥ずかしさで紅潮する顔!!
ここで部下達にお嬢さんを凝視しながらオナニーさせて「オホホホホホ、どう?皆があなたのことを見て一心不乱にしているわよ。ホホホ、見て。あの必死な顔」とか、パトロンの要望で開脚させて、「どう?綺麗でしょう」とか言わせたら完璧だったのに。
そろそろ遅くなってきたので「黒蜥蜴」の感想はこれくらいで。
次回はいよいよ「人間椅子」編!
次回、「ぼくのしってるかがみじごくとちがう」。
乱歩先生の次回作にご期待ください。
これは僥倖、とさっそくそのゼリーの蓋を開けて一気に食べた。
豆腐だった。
白緑色でメロンゼリーに見えたそれは枝豆豆腐だった。
でもなんだかんだよく冷えていたので風呂上りの冷奴は中々に旨かった。
(挨拶)
たまにはこんな始まり方もいいと思うんだ・・・・。
え~と、なんだっけ?
前回のはこれです。
http://redblue.diarynote.jp/201105280330206701/
簡単に言うと、「黒蜥蜴」はベルセルクを楽しめるグロ耐性とハンターハンターのゴンさんで爆笑出来るギャグセンスがあれば面白いと思うよ。
とりあえず読んでみることをお勧めします。
短いし。
萌えもあるし、頭脳バトルもあるし、エロもグロもギャグもあるよ。
まぁ・・・一つだけ気に食わない点があります。
それは本文116頁からの「恐怖美術館」からクライマックスまでのシーンです。
ここは乱歩の持ち味である猟奇的恐怖描写がたっぷりと書かれた、本作でも有数のホラーシーンです。
そんな描写でも乱歩先生はギャグを忘れていません。
素っ裸で檻の中に閉じ込められている青年がやたら紳士的で落ち着き払っていたり、青年が文章でも「潤ちゃん」と呼ばれていたり、黒蜥蜴の裸体を見て部下がもじもじするとことか。
お前ら人間の剥製が飾ってあるところで今更純情ぶってんなや。
結構シュールです。
まぁそこはいい。
明智探偵がヒーローのようにお嬢さんを救いに来たり、最期に黒蜥蜴と明智探偵のライバル関係を超えた愛情が生まれたりと見せ場が有ります。
愛がある 哀しみもある・・・しかし 陵辱がないでしょッッッ!
読者諸君は「作者はとんでもない間違いを書いている。緑川夫人は早苗を攫って、檻の中に裸で入れたではないか、それをした緑川夫人が陵辱をしていないだなんて、まったくつじつまの合わぬ話だ」と講義を持ち出されるかも知れぬ。
だが作者は決して間違ってはいない。それがどういう意味であるかは、物語が進むにしたがって明らかになって行くであろう。
まず黒蜥蜴の性格から考えよう。
もう彼女は根っからのドSである。
そして、ホテル編からも分かるとおり、彼女は早苗さんのことを大事にしている。
おまけに明智小五郎を海に放り投げたときも彼女と抱き合って泣き喚いた。
そんな彼女が2~3日で「お嬢さんを裸に剥いて、真っ裸の青年と一緒の檻で過ごさせる」だけで済ます訳が無いだろう!!
まず一緒の檻に閉じ込めたのは分かる。
普段紳士ぶっているイケメンが「ブヒヒwwwwもうたまらんブヒwww」と精神も肉体も限界に追い込まれてお嬢さんに襲い掛かる姿が見たかったのであろう。
そんで恐怖におののくお嬢さんを見たかったのだろう。
俺だって見たい。
つーかイケメン代われ。
そうじゃないだろう・・・・。
それだけじゃないだろう・・・・・・・。
もっとお嬢さんを国宝級の宝石と同じくらい大事にしていた黒蜥蜴さんはそれだけじゃ済まさないはずだろう!!
もっとお嬢さんを大事にしつつ陵辱する方法とかいくらでも思いつくはずだ!!
例えば自分のパトロン(本編では書かれていないけども、地下美術館の管理とか医大のコネとかは個人では難しいと思われる)がいるとして、その方たちに自分のコレクション発表会をすると仮定しよう。
そこでお嬢さんを出品するわけだ、もちろん全裸で。
エロ下着を着せてもいいかもしれないけど、ここは全裸の方が物品要素が上がって興奮する。首輪とかもつけないほうがいいな。
「この方はかの宝石商の一人娘、早苗嬢でございます。高貴な家柄に加えてこの美貌!どうです?素晴らしいでしょう」みたいに紹介されて金を持て余したような老人達に視姦されるお嬢さん、そして恥ずかしさで紅潮する顔!!
ここで部下達にお嬢さんを凝視しながらオナニーさせて「オホホホホホ、どう?皆があなたのことを見て一心不乱にしているわよ。ホホホ、見て。あの必死な顔」とか、パトロンの要望で開脚させて、「どう?綺麗でしょう」とか言わせたら完璧だったのに。
そろそろ遅くなってきたので「黒蜥蜴」の感想はこれくらいで。
次回はいよいよ「人間椅子」編!
次回、「ぼくのしってるかがみじごくとちがう」。
乱歩先生の次回作にご期待ください。