世界中から人間のクズを集めて行われるマリリン・マラソン。
今回も45億人以上が集っております。
さぁ、スタート!
優勝者以外は、人生これから、すっとビリだ。(挨拶)

いえい!!
遂に第三回!!
いい加減に終わらせたい気持ちでいっぱいです。
でもこれだけは書いておきたい!!

さぁ今回の作品は江戸川乱歩ベストセレクション「人間椅子」です。

江戸川乱歩といえば少年探偵団シリーズや明智小五郎シリーズなどの推理小説家だというイメージがあります。
しかし、短編では彼の猟奇趣味、怪奇趣味が溢れた怪奇浪漫文学者の顔を見られます。
むしろそちらが彼の素顔なのかもしれません。
分かりやすく例えるのならでんじろうでいうダークでんじろうです。
ラーメンマンでいうモンゴルマンです。
オーケンでいう特撮みたいなものです。
そういうものです。
そういったものです。

そんでこの短編集に収録されている作品はこんな感じ。

1、人間椅子
2、目羅博士の不思議な犯罪
3、断崖
4、妻に失恋した男
5、お勢登場
6、二癈人
7、鏡地獄
8、押し絵と旅をする男

内容を一言で表すと

1、奥様への装飾系男子の愛
2、ダーク☆レイトン
3、火サス系週間ストーリーランド
4、タイトル詐欺のようなそうでないような
5、ジャンジャーン!!中身は私でしたー!!(バタン)な悪女
6、俺の眠っている力が目覚めたか・・・・・ってお前かい!
7、鏡だ鏡、うひょーいwwww
8、二次元に行けたので本望です(キリッ

嘘は一切ついていない!!

ここからは一方通行になるので人間椅子を読んでから先に進んでください。

ペプシの看板に雷が落ちる

チャック全開のオヤジが通る

岸部露伴は

その後マンガが大ヒットになって大金持ちになり好きなマンガを描き続けて幸せになりました

やったね!!

それでは十分に間を空けたので続きをご覧下さい。

読んでいない人はJOJOの第4部を見てください。
そしてJOJO第8部連載開始おめでと~。

1、人間椅子
~あらすじ~
あるお屋敷に小説家で有閑マダムな奥様が住んでいました。
美しい閨秀作家(女流作家の意)である彼女の元には毎朝、それはもう多くの手紙が届いてきます。
大体は取りとめも無い手紙ですが、優しく人妻のエロス溢れる彼女は全て、一通りは目を通すようにしていました。
その中に原稿用紙の束を見つけます。
それは醜く不遇な椅子職人の、恐ろしくも切なく気味の悪い告白だったのです。

続き書いちゃうと不細工な椅子職人、仮にブサイスとすると、はある時金持ちのホテルに納入する椅子を作り上げました。
それは彼の人生の中で最高傑作と言えるほど素晴らしい出来でした。
これをそのまま手放すのは惜しい、と思った彼はその椅子を人が中に一人入れるように改造してしまいました。
そうして彼は椅子の中へともぐりこみ、そのまま椅子ごと高級ホテルへと運び込まれたのです。
そうして彼の椅子の中で過ごす、奇妙な生活が始まりました。
彼は昼間は椅子の中で過ごし、夜になると椅子から出て来て盗みなどをしてそのスリルを味わい楽しみました。
そうして過ごしていると、彼はあることに気が付きました。
自分の上に人が座るという快楽に。
彼は奇妙な気持ちに包まれました。
革一枚を隔てて見知らぬ男に体を預けているというその感覚に。
柔らかな血肉に。

しかしその蜜月のような日々は長くは続きませんでした。
ホテルが改装されることになったのです。
彼の入った椅子は撤去され、別の見知らぬ人に売り渡されるというのです。
彼は落胆しました。
様々な人が私に座ることはもう無いのだろうか。
しかし彼を待ち受けていたのは絶望ではありませんでした。
恋です。
彼は役人の持つ洋館の書斎に置かれることになりました。
そこは主人よりも、美しい閨秀作家である夫人の創作活動に使われていました。
彼はたちまち恋に落ちました。
彼は夫人の持つ美しいからだの虜になったのです。
彼は椅子として夫人に尽くしました。
彼女が体を預けるときにはふんわりと受け止めるように心がけたり、彼女が疲れたときにはそろそろと膝の位置を変えてあげたり、彼女が眠りに着くときには体を揺らして揺籃のように務めたり。
彼は本気で夫人のことを愛していました。
彼女の傍にいられるだけで満足でした。
しかし彼の情熱は燃え上がる一方です。
彼は苦渋の決断を下し、夫人に手紙を出すことに決めました。
自分のことを認めて欲しい、一言でも声をかけて欲しい、そして出来れば・・・・・・そのまま傍において欲しいと。


純愛だよ、これは!!
誰がなんと言おうと純愛です。
引っ込み思案の草食系男子の、否!!
「自分ではあんな綺麗な方に釣り合わないからそばに置いていただけるだけでいい」
という自身の無い装飾系男子の悲痛な叫びではないか!!
更に進化すると
「恋とか恋愛などという俗世の文化からは解脱しました」
という生殖本能をも凌駕した僧職系男子が出来るわけです。
うん、この作品大好き。

因みにオチは別ものです。

私が見たコミカライズのものは

全部夫人の妄想で、主人が帰ってこない寂しさを「椅子の中の住人に陵辱される」という妄想で慰めていた。

だった。

実際は全く違うけどね。

それではまた!!
「芋虫」か「シアター!!」2巻読んだらまた書くかも。

コメント

荒@新宿勢
2011年6月7日23:15

>ひ
6、そんなドゥームメタルバンドがあったとさ

猛蔵
2011年6月7日23:24

3ピースのアレですか。
日本の、ベースが褌見せる。

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