第２回ゾンビ会議　～ゾンビの起源～

黒き剣の継承者コーラシュ（以下コラ）「皆様お久しぶりです。来いよフェアリー、苦花なんか捨ててかかって来い。コーラシュです」
死者の王、ドラルヌ（以下ドラ）「こんばんは。どんなインスタントとソーサリーでもフラッシュバックさせてみせらぁ。でも、火力だけは勘弁な！ドラルヌです」
触れられざる者フェイジ（以下フェ）「こんばんは。袖の下を打ったら出すのは私だろ？フェイジです」
スラクジムンダール（以下スラ）「こんばんは。殴れば強いけど、使うんだったら残酷な根本原理だよね？スラクジムンダールです」

コラ「おや、ドラルヌさんとスラクジムンダールさんはなにやら疲れている様子ですね？顔色が優れませんよ」
スラ「ええ・・・最近少々大量虐殺をしていまして・・・・・・。昨日もジャンドで部族を滅ぼしていたんです」
ドラ「私は昨晩にさんかれあ４巻で３回ほど抜きまして・・・・・・。その疲れが残っているみたいです」
コラ「二人とも、死んでいるのですからもう少し安らかに眠っていてください」
フェ「というか死んでいるから顔色もなにも無いんですけどね」
全員「HAHAHAHAHAHA」
コラ「さて、それでは早速ゾンビ会議を始めましょう」
ドラ「沼ランパンさん、質問があります」
コラ「なんでしょうか、劣化瞬唱の魔道士さん。さっさとシヴ山の隕石に当たってください」
ドラ「てめぇ・・・人がせっかく壮大したお前を回収してやってんのに・・・」
コラ「え？それはアンデットの王さんでしょｗｗｗレジェンドになって弱くなったんですかｗｗｗ」
ドラ「おい・・・・・・久しぶりに切れちまったよ・・・屋上行こうぜ・・・」
コラ「上等だよ・・・・・・表出ろや・・・・・・」
スラ「止めてくださいよ、二人とも。殺しますよ？」
ドラ「あ、はい。ごめんなさい」
コラ「調子乗りました、すみませんでした」
フェ「やべぇｗｗｗｗｗｗ私空気ｗｗｗｗｗｗ」
ドラ「それで話を戻しますけど・・・・・・これってゾンビの地位向上のためにやっているんですよね」
コラ「Exactly（その通りでございます）」
ドラ「でもゾンビってもう地位高くね？」
フェ「さんかれあでゾンビ娘のヒロイン出たし」
スラ「マスコット枠でアイアン・メイデンのエディ・ザ・ヘッドがいるし」
ドラ「歌って踊れるゾンビーズがいるし」
フェ「格闘ゲームでもヴァンパイアシリーズでザベル・ザロックがいるし」
スラ「マンガでもZOMBIE-LOANがあるし」
ドラ「他にも・・・・・・」
コラ「あーあー鼓膜が腐って聞こえませーん」
ドラ「うぜぇ」
フェ「うぜぇ」
スラ「Die」

コラ「ところで・・・・・・今回は新しいフレッシュマンなゾンビが来てくれています」
歩く墓場、髑髏茨（以下どぐ）「チースｗｗｗｗｗｗｗEDHから来た髑髏茨っすｗｗｗなぜかどぐろいばらで変換できないんでｗｗｗｗ適当に茨とでも呼んで下さいっすｗｗｗｗｗｗｗ」
フェ「」
ドラ「」
スラ「よろしくお願いします、髑髏茨さん」
フェ「え～と・・・・・・そのしゃべり方は」
どぐ「俺、緑黒なんでｗｗｗｗ緑っぽさをアッピルするために草生やしてみましたｗｗｗｗｗｗｗチョワーｗｗｗｗｗｗグリーングリーンｗｗｗｗ丘の上にはｗｗｗｗｗｗララｗｗｗｗ緑がゆれるｗｗｗｗｗ」
コラ「（うわぁ・・・・・・）」
ドラ「（うわぁ・・・・・・）」
フェ「（うわぁ・・・・・・）」
スラ「面白い方ですね」
どぐ「あざーすｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」

コラ「それでは・・・・・・まずはゾンビの歴史から学んで生きたいと思います」
どぐ「元はコンゴで信仰されている神「ンザンビ（Nzambi）」に由来すると言われています。
一般的に広く知られている定義としては『生きる屍』ですが、これは歪曲された事実だそうです。
前述したように、元々ゾンビはヴォドゥン（Vodun)と呼ばれている精霊を崇める民間宗教、俗に言うブードゥー教（ヴォドゥンが訛ったと言われている）の神『ンザンビ』が元となったと言われています。

彼らの間では『不思議な力を持つもの』は全て『ンザンビ』と呼ばれています。
つまり神様も霊魂もお化けもなんでも、全てンザンビさんですね。
厳密に言えば『視認できる物の怪（不思議なもの）全般』をンザンビ、『目に見えない不思議なもの（霊魂など）』をヴォドゥンと呼んでいるそうです。

そしてブードゥー教では以下のような秘術があるそうです。
この術はヴードゥーの司祭の一つであるボコにより行われる。
ボコの生業は依頼を受けて人を貶める事である。ボコは死体が腐り始める前に墓から掘り出し、幾度も死体の名前を呼び続ける。やがて死体が墓から起き上がったところを、両手を縛り、使用人として農園に売り出す。
死体の魂は壷の中に封じ込まれ、以後ゾンビは永劫に奴隷として働き続ける。
死人の家族は死人をゾンビにさせまいと、埋葬後36時間見張る、死体に毒薬を施す、死体を切り裂くなどの方策を採る。死体に刃物を握らせ、死体が起き出したらボコを一刺しできるようにする場合もあるという。

他にも『ゾンビパウダー』という秘薬を用いて人をゾンビにする方法もあります。
実際にゾンビを作るにあたってゾンビ・パウダーというものが使用される。
ゾンビ・パウダーの起源はナイジェリアの少数民族であるエフェク人やカラバル人にあるとされる
。西アフリカ社会では伝統的な刑法としてこの毒が用いられており、これが奴隷達により西インド諸島に持ち込まれた。
一般に『ゾンビ・パウダーにはテトロドトキシンが含まれている』と言われている。
この毒素を対象者の傷口から浸透させる事により仮死状態を作り出し、パウダー全量に対する毒素の濃度が丁度よければ薬と施術により蘇生し、濃度が高ければ死に至り、仮死状態にある脳（前頭葉）は酸欠によりダメージを負うため、自発的意思のない人間＝ゾンビを作り出すことが出来る。
ゾンビと化した人間は、言い成りに動く奴隷として農園などで使役され続けた。

他にもゾンビというのは日本で言う村八分なのではないのかという説があります。
『ゾンビ化』とは、嫌われ者や結社内の掟を破った者に対し、社会的制裁を加えるための行為であり、この場合の『死者』とは生物的なものではなく、共同体の保護と権利を奪われる、つまり“社会的な死者として扱われる”ことであると、ゾラ・ニール・ハーストン（w:Zora Neale Hurston）やアルフレッド・メトロー（w:Alfred Métraux）等の人類学者は、ゾンビに関する研究の早い時期から論じていた。

他にも死体の中に悪霊が入り込む、この考え自体は世界的にポピュラーですね、なども考えがあります。

上記の事柄が白人社会で歪曲されて、ゾンビが『生きる屍』に変化したのだと考えられます。」

コラ「・・・・・・・」
スラ「詳しいんですね」
どぐ「全部ウィキペディア先生の受け売りですけどねｗｗｗｗｗｗｗｗ」
ドラ「え～と・・・つまり・・・・・うん・・・・？」
フェ「要は死んでいるように生きている人間を、白人が蘇った死体だと勘違いした訳ね」
スラ「そして異文化への理解不足も原因のひとつですね。違う宗教は全て邪教に見える偏見も過去の時代にあったのかもしれません」
コラ「予想以上にまじめな話になりましたね・・・・・・」
ドラ「では次回はもう少しこの話を掘り下げてみましょうか」
コラ「それではごきげんよう、さようなら」
全員「お疲れ様でした」